能登現地の支援者たちが能登の現状を語るオンライン集会に参加した。

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11月能登半島地震・能登豪雨災害報告会『能登の今とこれから』 (11月25日オンライン開催 主催:一般社団法人能登復興ネットワーク) の内容をまとめた。なお、公開が遅れたので可能な限り最新の情報を補足した。

会の性格: 能登現地の方たちを通して能登の状況がわかる、和やかな優しいオンライン集会。 当面月1回行う。次回は12/23 19:00-21:00。 ・大喜利in能登(例:『あなたが2024年に得たものは?』などのお題に合わせてゲストの方から意見をもらい、話を進めていきます。) ・テーマごとにブレイクアウトに分かれトーク 能登6市町から地元の方、外部からの支援団体の方、10名ほどがゲスト登壇する。 【申し込みURL】 https://forms.gle/pYugiiNoucqvLXqRA

能登には水が出ていない地域があることを 石川県内でも知らない人が結構いるとのことだ。

例えば珠洲市大谷地区では(以下の区分は大まかなもので、この地域の中でも断水している箇所としていない箇所がある)

西側半分は、震災以降ずっと水が出ていない。 地図上で見ると横に長い大谷地区の中でも特に西端の地域は珠洲市からは入れず、輪島から入るしかなく、珠洲市の中でも孤立している。

東側半分は、6月に一回水が出た(場所による)が今また断水中。

以下の地図で説明されているので確認してみてほしい。

参考サイト:市内の断水状況(珠洲市ホームページ) https://www.city.suzu.lg.jp/soshiki/5/17944.html

大谷地区の人口は震災前には800~ 900人程度だった。
大谷地区には仮設住宅がまだ建っていない(当時)ので、震災後人口は250 ~300人程度まで激減。
仮説が経できても400人ほどと半分程度になる見通し。人口減少が多い地区。
(その後12/2に大谷町で大雨で遅れていた震災後はつの仮設住宅が入居が開始。
百人弱の入居が決まった) 
大谷地区は家・海・崖があるところが多いので、地震で家屋が無事だったとしても
裏山が崖崩れで家屋が被害を受けているなども多い。

「外浦の未来を作る会」は、豪雨災害で人手不足の中なんとか自分たちで、と、他団体等の協力を受けつつボランティアを自分たちで集めた。 しかし、重機も入れないために手作業での復旧作業がほとんど。1案件1〜2ヶ月かかっているのが今の状況だと話していた。

参考サイト:通行可能マップ(12月13日16時現在)(珠洲市ホームページ) https://www.city.suzu.lg.jp/soshiki/5/12304.html

「外浦の未来を作る会」は、高齢者率が高い中、少ない人数で働きながら注力するのは難しく、そのためリアクションをこまめに返すことも大変であり、ボランティアの運営、とまでは行かなかったという。

大雨の際数日間孤立したのち孤立解消したとはいえ、来ていただくには危なすぎる道 水も、最初は電気もない中、「来てください」ということ自体、言いづらいという。 ノウハウあってできる人が外部から来てくれたらくれたらボラを公募しやすいし、かなりスピード感が上がると思うと話し、今回のテーマの1つでもある「官民連携」の話に。

今年10月に発足した一般社団法人官民連携復興センター(通称:れんぷく)の杉本拓哉さんは 東日本大震災で地震も被災し、宮城大学の特任助教授として、災害後のまちづくりを専門に研究している阿部晃成さんに大谷にもっと入ってもらい、大谷地区をまずモデル地区としてやっていきたい。そしてそれを横展開していきたい、と話す。

大谷地区と並ぶほど、復興の条件が悪い地域が輪島市門前だと能登復興ネットワーク事務局長の森山さんは言う。

その門前で長年町おこし活動をしてきて、震災以後は復旧と避難所運営にずっと携わってきたという一般社団法人NOTTO.の宮下杏里さんは 「門前は外浦より少し復興は進んでいるが、門前はこうだったああだったと言えると外浦はもっと良くなるだろうし、震災前から能登はそういうことができる環境だと思っていた。 ゆくゆくは町おこしは能登全体で(連携連帯しあって)やっていかなければならないと思っている。震災前からそれを目指していたし、地震後、人との繋がりはよくなった。 日本の最終的な問題点が能登に先に見えているから、共有していけば上手くいく。 コロナ禍でこれからどうやって町おこしをどうしていこうと悩んでいる矢先に震災が起きたため、 震災をよくしていくきっかけにしなければならないと思っている。」 と話した。

そしてここでも、状況がわかっているコーディネーターがいないために、今いる人を効果的に動かせていない現状を指摘した。

能登の被害状況についても言及があった。

人口の差があるとはいえ、実は七尾市だけで奥能登の2市2町=珠洲市、輪島市、鳳珠郡(能登町、穴水町)と同じぐらいの被害件数があるという。

なので、被害が大きな場所にぜひ入りたいが自家用車の運転がむずかしく、公共交通機関を使って現地に行きたいという人には、 石川県の募集する珠洲市の災害ボランティア(https://prefvc-ishikawa.jimdofree.com/ )では石川県市街地からボランティアバスでの送迎があるほか、「おらっちゃ七尾」という支援団体とつながることもひとつだという。和倉温泉から徒歩3分だ。

おらっちゃ七尾 https://oratchananao.hp.peraichi.com/

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