「ガマフヤー」具志堅さんの話。

@3balloon-w-hope7.bsky.social

「損得勘定だけで考えてもらって大丈夫です、 戦争になって自分にとって自分の家族にとって得になることなんて何一つないです。 それは今のウクライナ・ガザの状況を見ればよくわかる。 それを日本に当てはめて、自分のこととして考える、その想像力が欲しいんですよ。 戦争になって得なことなんて何一つないです。 ですから、これは国民が声をあげれば止めて当然の話なんですよ」

沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表で「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」共同代表 の具志堅隆松(ぐしけん・たかまつ)さんの講演を聴いた。

ZENKOスピーキングツアー2024というものに参加したのだ。 11/23(土)〜12/1(日)の期間に全国9都市で沖縄島・石垣島・馬毛島・大分・宮古島・与那国島・奄美大島それぞれの基地建設、自衛隊、ミサイル配備等について各スピーカーによって話された。

南西諸島をはじめとした軍備拡大の状況は、他地域から、もしくは地元住民にすらも、なかなか見えにくいところがある。これは伝えるべき内容だと思いながら視聴した。 今週は、11/23の具志堅隆松さんの講演からごく一部、とくに印象に深く残るところを書き残し、伝えていく。

学校の平和学習で用いているという発掘した遺骨の映像とともに、具志堅さんの解説を聴いた。 捕虜になって命を守ることが許されず、横一列に正座し、手榴弾で自決した遺骨のお話。 どこの部隊かバレないように取り上げられたと証言がある識別票。この識別票があれば、遺骨を遺族の元へ返せた可能性が高いという。

全国130箇所に新増設されるミサイル弾薬庫の危険性にも触れた。 ミサイルを撃てば相手の反撃ミサイルが5分から10分以内に飛んでくるため、固定の発射施設は造らない。移動しながら撃ち合うことになるが、ならば移動中の車両を狙うよりも弾薬庫を撃った方が確実であることから、攻撃目標になることは避けられない。このことに気づいた住民たちが各地で声を上げ始めているのだ。

沖縄の住民の安全を確保できるのかについて、自衛隊幹部から「自衛隊に住民を避難させる余力はないだろう。自治体にやってもらうしかない」との発言が出たというのは衝撃だ。

この日の開催地は北海道の江別だったが、沖縄戦の犠牲者は沖縄以外で北海道が一番多い。 沖縄戦で亡くなったのは沖縄の人だけではない。全国から沖縄に行き、犠牲になった人がたくさんいる。また、鉄血勤皇隊のような形で、まだ10代や学生であるのに亡くなった、自決を強いられた人もいる。そういう人たちの遺骨が眠る土砂を掘り起こし、環境を破壊しながら、基地建設は進められていく。

また与那国島の状況がZENKOの田中拓真共同代表から語られたところでは、自衛隊や家族の住宅は非常に綺麗な一方で、公営住宅はぼろぼろで、若い人が住もうと思っても住むところがないほか、病気になったら石垣島に行くしかないほど、暮らしに予算が割かれていない。

また増税が発表されたが、納税者としてその税金がどこにどう使われているのか、詳しく知る権利がわたしたちにはある。来年も引き続き、スピーキングツアーの様子をこちらにまとめる。

3balloon-w-hope7.bsky.social
ぼくらの小気球

@3balloon-w-hope7.bsky.social

a small balloon with hope in order to keep our sense by our side
好きなものはたべっ子水族館

Post reaction in Bluesky

*To be shown as a reaction, include article link in the post or add link card

Reactions from everyone (0)