読書記録 (24' Sep.)

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9月は4冊くらい読みはじめて、読み切れたものが1冊くらいしかなかった。

そういう月もあるということにして、8月から読んでいた1冊と、9月に読み切れた1冊を記録しておく。

デルモア・シュワルツ 『夢のなかで責任がはじまる』

タイトルに惹かれて買った「夢のなかで責任がはじまる」について、考えたことを書きました。 #読書 #note #夢のなかで責任がはじまる #親ガチャ

note.com/sqrt/n/n2bd4...

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— Luna MURE (@mureluna.bsky.social) 2024年10月6日 9:20

noteに表題作の感想を書いた。

表題作以外で気に入ったのは、『この世界は結婚式』という話。

売れない劇作家のラディヤードという青年と、同じように燻っている仲間たちのサークルの様子を書いた作品。

サークルにいる連中は、大恐慌の煽りを受けて仕事を得られなかったり、そもそも真面目に働こうとしていない人がほとんどだ。

ラディヤードは、劇作家として一人前になるまでは教師になることをおばに勧められたが、劇作家というのは高貴で難解な職業だから全身全霊をかけて取り組まなければならないといって、教師になることを拒んだという経歴を持つ。

サークルに居場所を提供しているラディヤードの姉であるローラは、自分と結婚してくれる人はいない、といつも嘆いていて、誰かが婚約したニュースを見聞きするやいなや、「彼女にあって、私にないものって何?」という質問を繰り返す人物だ。

そのほかにも、哲学教師になりたいエドマンドや、小説家を目指すフェルディナンドなど個性的なメンバーがいて、夜になるとローラの家に集まってきて様々な噂話で盛り上がっている様子を書いた作品だ。

森博嗣『集中力はいらない』

森博嗣が集中力をテーマに書いた本。

森博嗣が何かを思いつくときは、集中と真逆の「分散」した思考をしていると述べているのが面白かった。

あと、読書や鑑賞はインプット、考えて書いたり作ったりすることがアウトプットと述べていた。

ツイッターとかに感想を書くのは反応で、考えるまでにはいたっていないとも書いていてた。

ツイッターとかに書き込むことは、「確認」する時間になっていて、あまり有意義ではないと考えているそうだ。

周囲を気にする時間、周囲とのつながりを確認する時間は、今の半分にして、その分を「考える」そして「作る」ために使うことである。こうした習慣こそが、さらに分散思考の頭を少しずつ耕してくれるだろう。

わたしは、ひとつのことをダラダラと続けてしまう方だと思っている。

仕事でも趣味でも、落ち着いて考えればすぐにできることを、手を動かして解決しようとする傾向にありそうだ。

手で覚えることは重要だが、考えることも重要だと思う。

分散した思考を身につけて、物事をいろんな角度から考えるようにしたい。

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