最近落ち続けている視力のせいかもしれないけど、なんだかずっと世界が遠い感じがする。
感情の起伏はある程度のところまでの一定を行き来するだけで感動がない、これは世にいうところの「世界が色褪せて見える」なのでは?
実際は世界自体の配色は鮮やかだと認識しているけど感情や生命力とそれが連動しない、自分と世界が連動した統一感というか一体感がなくて(世界と連動した万能感が使えないのは知識の増強と視野の広さだと言えるかもしれない、でもそうやって多少の謙虚な賢さを得たとしてもそんなの不便な上に楽しくない)つまり何やってても興奮とかけ離れていてうすらぼんやりしてて楽しくない。
インプットもしないしアウトプットもろくにしない年月が経ち過ぎた、能力に関するいろんなものが薄れたり抜け落ちたり剥げたりしている確実な体感がある。こんなんじゃ人生やってても楽しくない。
これが回復するものなのかはわからないが、回復を望むのなら自分は一度原点に回帰したほうがいいんじゃないのか?
このままあてどなく死ぬことだけを望むなら何も得ずに朽ちれば済むけど、闘志とか情熱とかを生命と連動させて生きる日々の楽さを取るなら、気に入ったことをより強く思い切りよくそれこそ瞬時に選び取り続けながら生きるのなら、一度はあの部屋に戻るべきなんじゃないのか?
必要なものすべてがあって、新しく何でも手に入れられて、得るべきものを作り出せたあの部屋に戻るべきなんじゃないのか?
でもあの部屋にあったのは同じ画面だ。この画面だ。インターネットに接続されたこの場所だ。
あの部屋の中でならずっとひとりで遠くに行けた、あの頃の幸福な孤独を二度望むのは本当は間違っていると思う、でも必要なら仕方ない。
大切なのは不安がないことなら、自分の不安は自分で殺しに行かなければならない。
そのためには自分だけの場所がないといけない。自分だけの場所で、落ち着いてゆっくりと好きなだけ不安を殺したいから。
最近の問題 大学が相変らず遠い