私の長いホラーゲー人生で最も怖かったゲームを3本紹介します。
3位 Dying Light
いきなり変化球なんですが、コイツです。言わずとしれたパルクールしつつ人間と戦ったりゾンビから逃げたりするFPSですね。といってもゾンビはそんなに怖くありません。怖いのは高いところ！鉄塔のてっぺんとか廃墟になった高層ビルの壁とかをジャンプしたりぶら下がったりするのがとても怖い！そういう「高所の恐怖」に焦点を当てたゲームってそれまでなかったので耐性もなく、良い意味でもうやりたくない！（でもやる）ってなりましたね。ただまぁ、DLC商法はもうやめてくれ。
2位 Subnautica
また変化球でなんですが、この方です。知る人ぞ知る深海探索＋基地建設な一人称視点ゲームですね。FPSではないかな。あくまでも探索がメインで…というか思想からして「無益な争い」を意図的に排除してますよね、このゲーム。それはさておき怖いのは海です。「深海の恐怖」。もうね、怖すぎて買った直後はしばらく放置してました。本能に訴えてくる原始的な恐怖があるんですよ、このゲームには！例えばこう、足の下に何も見えない真っ暗な空間が広がっている、しかもその空間には"何かしら"が確実に潜んでいる…そういう見えない恐怖、別の言い方をすると、捕食者に狩られる側の恐怖が最高に怖い…そして楽しいゲームでした。もちろん基地建設も楽しいし、潜水艦で冒険するのも楽しい、とにかく"楽しい"がいっぱいあるゲームでもうなんか最高です。2も期待しています。あ、でもBerow ZeroみたいなのはDLCで出してくれ。
1位 S.T.A.L.K.E.R.
結局全部変化球じゃん！まぁ待ってください、本作はいちおうホラー要素も入っていると公式が謳っているのでホラーゲーです。というかそこらのホラーゲーが霞んで消えるくらい怖いんですよ、私としては。確かにホラー演出らしい演出はほぼ皆無です。だって本来はサバイバルFPSだもん、そんな演出に余力を割く理由はないし。ただ、これは狙ってやっているのかどうかは不明なんですが…ゾーンという異質な空間をなるべくリアルに再現した結果、おそらく副次的にとてつもなく怖いシーンが出来上がった、とかそんな感じです。敵の基地でわーわー言いながらドンパチやった直後、薄暗い地下施設に逃げ込む羽目になり、そこで恐ろしいミュータントに遭遇するとか…逆にミュータントの巣窟を死に物狂いで脱出した後、味方の基地でギターを聞いてまったりするとか…そういう「緩急の恐怖」がまさに正しく怖いゲームです。ホラーパート以外のパートで恐怖耐性が落ちるため、相対的にホラーパートが非常に怖くなるんですね。以来、私はホラー作品に最も必要なのは緩急であると断言するくらいには影響されています。当然FPSとしても一級品で（確か弾道に重力を適用した最初のFPS）、一番好きなゲームですね。2も期待しています。というか予約購入しました（もちろんあなたもしてますよね？？？）。早く！早くゾーンに帰らせてくれ！
というわけで3つのゲームを紹介しました。ちなみに私が初めてプレイしたホラーゲーはご多分に漏れずバイオハザードで、そのあとはPCへ移行してHalf-Lifeとかプレイしていましたが、F.E.A.R.というゲームに触れてはっきりとホラーFPSというジャンルを認識し、ハマりましたね。Dead Spaceなんかはその後かな。VRのホラーゲーはやってません。だって怖すぎるもん。
